企業主導型保育事業。実際に保育園に預けてみての感想。 メリットやデメリットは?

こんにちは、Dr.なんくるないさーです。

皆さん「企業主導型保育事業の保育園」ってご存知でしょうか?
簡単に言えば「会社が作る保育園」のこと。
我が家には1歳になったばかりの赤ちゃんがいますが、奥さんが働き出したので、生後8ヶ月の頃からこの企業主導型の保育園に通っています。

僕が住んでいる地域は待機児童がとても多く、0歳児の保育園なんて共働きで点数が高くないと中々入れません。
まして、我が家は専業主婦。
保育園なんて夢のまた夢でした。

全国的に待機児童の問題は中々解決せず「保育園落ちた日本シネ」なんて記憶に新しいですよね。

そこで、保育園を増やす対策として政府(内閣府)が考えたのが、企業に助成金を出して、社内や店舗を借りて基準を満たした保育園を作って貰おうという政策なんですね。
助成金を出してサポートはするけども、あくまで企業主導で進めてください!という政策なので企業主導型保育事業と言われています。

保育施設は社内に併設する場合もありますが、複数の企業で提携して運営している所も多いので、駅に近い場所や立地の良いオフィス街にあったりと働くお母さんやお父さんにとっては便利な制度です。

そこで、実際に企業主導型の保育園に通わせてみての感想を、メリットやデメリットと合わせて紹介していこうと思います。

企業主導型保育事業の保育園って認可なの?認可外なの?

お子さんを保育園に預けようとして、色々情報を集めている方には認可保育園なのか、認可外保育園なのかはとても重要なポイントだと思います。
あくまで企業主導型の保育園を認可か認可外に分類しようとすると「認可外」に当てはまります。
しかし、保育園を作るにあたって内閣府からの基準を満たしているので保育内容、基準としては認可並みの保育が受けられるとされています。

実際にうちの子供が通っている保育園も、先生は月齢に合わせた必要な人数がいますし、全員保育士免許を持った方たちです。

企業内託児所と違うのか?

実は以前から企業の中に託児所がある会社は少なからずありました。
女性社員が多い会社や、コールセンター、食品を配達する会社など。
ただ、企業の中にあるのでどんな施設なのか?保育基準や設備など社内の人しか知ることが出来ず、保育園ではないので月齢の小さい赤ちゃんなどは預かれない事がほとんどだと思います。

企業内託児所はあくまで、その会社で働いている従業員の子供を預かり、保育をしているところで、企業主導型の保育園は内閣府からの基準を満たした環境で、その会社で働いていない方のお子さんも地域枠として入園できるところが大きな違いだと思います。

料金は高いの?安いの?

保育料金に関しては、バラバラなので一概に「安い」「高い」とはいえないのです。
認可保育園の場合は、保護者の収入と地区の基準によって保育料が決まりますが企業主導型保育園では年齢によって違ったり、従業員(提携企業の従業員)と地域枠で料金が違ったりと、保育料は園によって変わってくるようです。
しかし一部の認可外保育園のように、とても高額ではなく従業員が無理しなくても支払える良心的な金額に設定されている場合が多いようです。

我が家の場合は、認可保育園でO歳児を預けるより格段に安く、扶養内で働いていても無理なく払える金額なので助かっています。

企業主導型保育事業の保育園に通ってみて感じるデメリット(問題点)

デメリットというより問題点、心配なところと言った方が正しいと思います。

オフィス街、繁華街に近いので保育園自体に園庭がない。

近くの公園に行くのですが、交通量が多く移動の際に心配です。
現在は、赤ちゃんなのでカートや抱っこして連れて行って貰ってますが、歩くようになれば先生の目が届くだろうか?と気になる部分です。

年齢が上がると同年代の子が少ない。

うちの子の保育園は0~2歳までの子が圧倒的に多いです。
4、5歳の子供たちは少ないので、就学に向けて同年代の子供達と触れ合わなくて大丈夫なのか?
おそらく、月齢があがると認可の保育園や幼稚園に移動する為人数が減ってしまうようです。
現在通っている保育園が職場の近くにあるので、とても便利なのですが、月齢が上がると認可の保育園か幼稚園にするか考えなければと思います。

企業主導型保育事業の保育園に通ってみて実感するメリット

なんと言っても手続きがとても簡単です。

入社が決まったその日に、入園手続きの用紙に記入して手続き完了でした。

後日、就労証明書や入園に関しての書類は提出しましたが、区役所に行くこともなく済んだので助かりました。
また、入園の際に必要なもの一式の代金も最初のお給料から引かれるそうなので、手出しがなく助かりました。

行事が少ない

メリットと言って良いのか分かりませんが、うちの子の園は親が参加する行事はとても少ないです。
少人数なので、子供達と先生のイベントは沢山ありますが、働いている中での休日を行事の参加で潰したくないとの方針のようです。
我が家は仕事が休みの日は、出かけている事が多いので、土日に行事がないのは個人的に助かります。

荷物が少ない、朝の引き渡しもスムーズ

うち子の保育園は毎日の荷物がとても少ないです。
ハンドタオルとフォーク・スプーンくらいでおむつや着替えは無くなれば数枚持って行きます。
電車やバスで通勤する方も多いので、荷物が少ないのは嬉しいポイント。
また、朝の引き渡しの際も、園の玄関で体調と家での様子を聞かれて終わりなのでとってもスムーズです。
もちろん、小規模の保育園で登園時間が被らないので、先生方が1人1人に丁寧に対応できるのだと思います。
認可保育園に通っている友人に聞くと、教室まで子供を連れていき検温をして荷物を定位置に置くところまでするそうなので、急いでいるときは時間のロスになり大変そうです。

保育施設が新しく綺麗

これは施設によって変わるとは思いますが「企業主導型保育事業」は平成28年度からスタートした政策なので、比較的に新しい施設が多いと思います。
奥さんの入社した会社も、今年全国に5ヶ所程、新設したそうで、どの保育園も綺麗です。
僕もたまにお迎えに行きますが、木目調で統一した家具やカラフルな各備品など、保育園と言うよりはおしゃれな幼児スクールのような雰囲気で、預ける側としては気分が良いです。

長時間保育や企業カレンダーに合わせた休日設定

子供の保育園は色々な部署の人が利用しているので朝7時から夜の8時まで延長料などなく、預かってくれるそうです。
休日も日曜日以外の土曜日や祝日も保育可能で、働く側としては本当に助かりますね。

長期休み(GW、お盆、年末年始)も企業カレンダーの元、保育園が運営されているので、休園期間は少ないそうです。

企業主導型の保育園に預けてみての感想

まだ子供が小さく、保育園に預ける事が不安でしたが、保育の質も良く、今の所は安心して預けられています。

企業主導型の保育園は働きたいけど働けない、保育園に落ちた、そんなお母さんを助けてくれる強い味方だなと奥さんを見ていて思います。
これから、もっと参入する企業が増え、働きやすい環境が整って行くといいなぁと思います。

今回、書かせていただいた記事はあくまでうちの子供の保育園の場合ですが、迷っているお母さん、お父さんの保育園選びに少しでも参考になればと思います。

追記で預けて9ヶ月経った時の感想も記事にしました。
良かったらこちらもどうぞ。

企業主導型保育事業の保育園に預けて9ヶ月。いろいろ感じたことを記事にしとく。

2018.02.20

幼児教育無償化が2019年10月から開始予定。企業主導型保育園は無償化の対象になるのか?

2019.01.09

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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