【ネタバレ注意】ひろゆきさんの『1%の努力』を読んだので、感想とかを書いておく。

こんにちは、Dr.なんくるないさーです。

先月くらいからずっと読書を習慣化すると言いながら、なかなか実行に移せずダラダラとしてましたが、先日の大阪旅行の移動時間を使って、やっと一冊目が読み終わりました。

今回読んだのはひろゆきさんの『1%の努力』と言う本。

こんなやつ。
ひろゆきさんのことを知らない人はさすがにいないと思いますが、2chの創設者だったり、ニコ動を立ち上げたりといろんなことをやってる人です。
最近はYouTuberとしても活動されていますよね。

そんなひろゆきさんの考え方を余すことなく記した一冊で、結論から言うと共感できる部分も多く、面白い一冊でした。
どんな内容だったかなどを要約して、忘備録的に記事にしておこうと思います。

ネタバレ的な内容になるので、これから読もうと考えてる方はご注意ください。

『1%の努力』

目次・あらすじ

  • 序文「1%の努力」とは何か
  • 「前提条件」の話
  • 「優先順位」の話
  • 「ニーズと価値」の話
  • 「ポジション」の話
  • 「努力」の話
  • 「パターン化」の話
  • 「余生」の話
  • おわりに、ひろゆき・全思考まとめ

構成としてはこんな感じ。
悠々自適に暮らしながら、大きな成果を上げるために必要なひろゆきさんの考え方を学ぶことができる一冊です。

エピソード1 団地の働かない大人たち -「前提条件」の話

ひろゆきさんが子供の頃に育った団地の話をもとに、人の接する際の前提条件について語られた章。
そもそも「1%の努力」に書かれたことを理解し、実践するためにはこの「前提の違い」が念頭にきます。

【この人とは「前提」が違うんじゃないか?】

自分と考え方が異なる人が現れたら、こう思うことが大事と書かれています。
そう考えることで偏見がインプットに変わると。

この考え方は自分の仕事にも活かせそうだなって思いました。
日々いろんな人と出会い、いろんな考え方に接する中で、前提が違うんじゃないかと考えることで、こういう考え方もあるんだなというインプットにつなげることができそう。

この考えを念頭に置くことで、人とは違う考えや行動を受け入れ、取り入れることも可能になるって話。

【片手はつねにあけておけ】

これも大事だなと思ったフレーズ。

スケジュールは埋めるな、常に余白をあけておけ。
両手をふさぐな、常に片手はあけておけ。
いつ訪れるか分からないチャンスが目の前に来ても、掴める状態じゃないと意味がない。
チャンスを掴みにいく努力も大事だが、いつチャンスが来ても掴める準備をしておくのが大事って話。

第一章から引き込まれてしまったのが印象的でした。

エピソード2 壺に何を入れるか -「優先順位」の話

どこかの大学の教授が話した、「この壺は満杯か?」という話を元に、人生を楽しく生きていくための優先順位について語られた章。
壺の話はネットで検索すると出てくるのでここでは説明を省きますが、簡単にいうと優先順位を間違い、重要性の低いものから自分の人生を満たしてしまうと、あとから重要性の高いものに割く時間を失い、結果的に重要性の高いものを失うことになるという話。
時間の使い方を間違えると大変なことになるよって感じの話です。
いわゆる選択と集中。

【優先することを決めて、その通りに動く】

仕事、家族との時間、趣味の時間など、24時間と限られた時間をどのように配分するかは、人によって違います。
ひろゆきさんは修復可能か、価値に変えれるかどうかで優先順位を決めるそうです。
修復不可能なものはもちろん最優先。

日々の忙しさに忙殺されるのではなく、自分にとって本当に重要なことに時間を割けているか?
それによって幸福度は変わるよ。と。
確かにそうやって優先順位をしっかりと決めた方が、物事に取り組む熱量も変わってきますよね。

また、優先順位を決めた後は、それを周りに公言することで、実効性が高くなるんだとか。

エピソード3 なくなったら困るもの – 「ニーズと価値の話」

この章は営業の仕事にも通ずるものがあるなと感じた章。

【価値があるように見せる】

今まで無価値だったものに、名前をつけて、価値のあるものに変化させていく。
商品や自分、何かを売る時全てに当てはまることだと思います。

あと、世の中にあるものを「やりたいけどできない」と「できないけどやりたい」の二つに分け、「やりたい」と「できる」の間を埋めていく、できることから背伸びして、やりたいことにリーチしていく。って箇所も印象的でした。

エピソード4 どこにいるかが重要 -「ポジション」の話

【場所があれば、人は動きはじめる】

この章で一番印象的だったフレーズ。

人はやる気があるから動くのではない。
動きたくなる環境があるときに、初めて動きはじめる。
大事なのは場所。
その場所を提供するのがビジネス。

深いですよね。
新しいサービスを開始する時とかに、まさに当てはまることだなと思いました。
これ営業会社の組織作りにも当てはまってて、この会社で働きたい、頑張りたいと思える環境づくりはやっぱり必要だなって思いました。

【人とちょっと違うことは何か?】

あと、これも営業に通じるなって思いました。

似たような営業、サービス、会社がある中で、ちょっとした差でも差別化につながって、優位に立てることは確かにあります。
他になくて、自分にあるものはなにか?
自分の強みを探し続けることの大事さを改めて認識しました。

エピソード5 最後にトクをする人 -「努力」の話

ざっくり要約すると、頑張る=努力するところを見極めるのが大事って感じの話。
そもそも努力を努力って思ってる時点で、同じことを好きで自然にやっている人には勝てないという前提が話が進んでいきます。

【競争のいらないところに張る】

まさに正論。
努力ができることを才能とするのなら、その才能を持っていない人はそれが必要じゃないとこで勝負する。
そうすれば楽に結果が出せる場所があるはず。って話。
常に探し続けるからこそ、まだ価値が見出されてない市場とかの発見につながるんでしょうね。

【これって、遺伝子なのか、環境なのか?】

これもめちゃくちゃ印象的だったフレーズ。
遺伝子かもしれない、環境かもしれない、自分の意思ではどうにもできない領域。
どうにもできない領域なのであれば、すっぱり諦める。
諦める部分と頑張る部分を分けて考えるという考え方。
どうしても人って執着してしまうことがあるから、潔さって大事だなと思いました。

無駄な努力はしない、努力する場所を考え、最小限の努力で結果を出すという考え方が非常に共感できる章でした。

エピソード6 明日やれることは、今日やるな -「パターン化」の話

自分の勝ちパターンをちゃんと把握することは大事みたいなことが書かれた章。

【ゼロイチ以外でできることは何か?】

人は大きく3つのタイプにわかれるらしい。

  1. 0→1が得意な人
  2. 1→10が得意な人
  3. 10を維持して、11や12にするのが得意な人

1番はクリエイタータイプでもてはやされるけど、1番みたいな人だけじゃ社会は成り立たない。
逆に頑張って1番になろうとしても無理。
改善させたり、維持させることも立派な能力。
自分はどのタイプなのかを理解して、輝ける場所に行くみたいな感じのことが書かれてます。

【夏休みの宿題をどうやって片付けただろう?】

これも面白かった。
まとまったスケジュールの中で与えられたノルマをどのようにこなすか?
小学生の夏休みの宿題の片付け方に仕事のタイプも現れるらしい。
計画的にこなすのか、ギリギリにやばいと言いながら片付ける人、etc…
自分のタイプを理解して、逆らわずに生きた方が賢く生きていけるってことが書かれてます。
これも選択と集中。

どっちも確かになーってなる。

【この1週間で、『新しいこと』はあっただろうか?】

あと、これもハッとさせられたフレーズ。
最近ずっと意識してることで、毎日がただのルーティンになってないか、変化や刺激を求めるようにしてるんですが、やっぱり大事な考え方なんだなと再認識しました。
日々自問自答していきましょう。

エピソード7 働かないアリであれ -「余生」の話

最終章もなるほどと思わせるフレーズがてんこ盛りでした。

【調べる労力を惜しんでいないか?】

ダラダラと過ごして生きていくには、徹底的に調べるクセが必要らしい。
わかったふりではなく、自分が納得できるまで調べることができるかどうか。
学ぶことを面倒ではなく、楽しいと思える方が知識も増えて人生は豊かになっていくって話。
ひろゆきさんが実際にやってるネット検索の仕方とかも紹介されてます。

【聞き分けのいい豚になっていないか?】

いつか自分が殺されてしまう状況の豚が、肉屋の営業を心配してしまい、最後には屠畜される話。
他の表現だと、意識高い系で経営者目線を語る被雇用者みたいなのもネットにはありましたが、最近こういう人多い気がします。
最終的に自分が損しないためにも、そういったリスクからの回避はすごく大事ですよね。

最終章は全体的に余生のように人生をダラダラと過ごすためのコツが書いてあります。
なるほどなーとか確かになーって思うことがいっぱい。

おわりに、ひろゆき・全思考まとめ

最後にこの一冊を要約したページがありました。
全部読んだ後にまとめを読むことでおさらいすることもできます。

『1%の努力』を読んだ感想

面白かったの一言。

論破王と呼ばれ、その博識さや頭の回転の速さがすごい人だなってずっと思ってましたが、その根幹にはこんな考え方があったんだなと。
めちゃくちゃ異次元なことが書かれているわけでもなく、誰でも当たり前にできることばかりなのも面白い。
結局選択肢を増やして、いかに効率よく結果に繋げていくか。
そのためにも頑張るポイントを見極め、最小限の努力で最大限の結果を出す。

これがもっと自然にできるようになったら、人生がもっと楽しくなりそうですよね。
自分の考え方や習慣を定期的に見直して、取り入れられるポイントはどんどん取り入れていこうと思います。

ひろゆきさんの考え方に興味がある方は、この本を読むとめっちゃ面白いと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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